武州住行光(東京) 平成十八年仲秋

平造り庵棟　うぶ茎　大板目肌、よく詰み綾杉状となる。地沸、厚くつき細かな地景顕われ淡く映り立つ。刃紋は中直刃ほつれ、小乱れ交じる。匂いやや深めに小沸付く。刃縁に金筋頻りに絡み僅かに砂流しかかり明るく冴える。大野義光門人、高野宏行。総銀金具合口拵付き。