水心子正秀(武蔵) 天明七年二月日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入る。刃紋は湾れ調子の互の目が涛乱風に乱れる。匂い口フックラと小沸よくつく。匂い足、葉よく働き、頻りに金筋かかる。砂流しかかり、匂い口明るく冴える。秋元家抱工。新々刀最上作。(特別保存刀剣)