国廣 昭和五十七年十一月廿三年(青森) 應需九代○○氏

本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりザングリと肌立ちよく練れよく詰む。地沸厚くつき、地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、小丁字、尖り刃交じる。匂いやや深めに沸、小沸よくつく。湯走りかかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流しかかり明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。本名は中畑貢。二唐國俊の門。黒石目塗鞘打刀拵入り。(900g)