備前國長船祐定 天正四年八月日 (備前)(山陽道)

本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく練れ詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ、白気映り立つ。刃紋は湾れに互の目交じる。匂いやや深めに沸、小沸よくつく。湯走り盛んにかかり、足、葉働く。金筋、砂流しかかり明るく冴える.末備前。身巾広く豪壮。