筑前國福岡住守次 (筑前)(西海道)

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりやや肌立ち心によく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り乱れ映り立つ。刃紋は湾れに互の目、丁字、尖り刃交じる。匂い口フックラと小沸よくつく。飛び焼、湯走りかかり、匂い足、葉働く。金筋、砂流しかかり、匂い口明るく冴える。福岡石堂。備前則宗十七代末裔と称す.黒田藩工。黒石目塗鞘脇差拵付き。(特別保存刀剣)