濃州関住兼久作之(岐阜)平成壬辰歳初夏吉日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸厚くつき、細かな地景顕れ、白気風の映り立つ。刃紋は広直刃浅く湾れて小互の目交じる。匂い口締まり心に小沸よくつく。足、葉盛んに働き、金筋、砂流しかかり明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。黒呂塗鞘打刀拵入り。(935g)