肥後國住赤松太郎兼嗣兼裕合作(熊本)平成二十七年初春

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕れ淡く映り立つ。刃紋は互の目乱れ、丁字、尖り心の刃交じる。匂い口締まり心に小沸よくつく。足、葉盛んに働き、金筋、砂流しかかり明るく冴える。木村兼定。馨。父木村兼重の門。熊本伝統工芸に指定。黒呂変塗鞘打刀拵付き。