肥後國住赤松太郎兼嗣作写清麿(熊本) 平成二十二年二二月吉日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ淡く映り立つ。刃紋は互の目に丁字、尖り心の刃交じり華やか。匂い口締まり心に小沸よくつく。足盛んに入り、葉働く。金筋、砂流し頻りにかかり、明るく冴える。木村兼定、赤松太郎一門。清麿写し。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1330g)