伯耆國名和住長宗作之(鳥取)昭和五十九年七月吉日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ淡く映り立つ。刃紋は互の目、尖り心の刃交じり、三本杉風に乱れる。匂い口フックラと小沸つく。足、葉盛んに働き、金筋、砂流しかかり明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1010g)