築州住四郎国治作(福岡)平成六年五月日

本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ淡く映り立つ。刃紋は互の目に丁字、尖り心の刃交じる。匂い口深く沸よくつく。足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり匂い口明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。小宮国治、小宮四郎国光の門。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1060g)