幡野昭信之造(千葉) 皇紀二千六百四年四月三日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸厚くつき、細かな地景顕われ淡く映り立つ。刃紋は尖り互の目、三本杉風に乱れる。匂い口ややフックラと小沸つく。僅かに足、葉働く。僅かに金筋、砂流しかかり明るく冴える。聖代刀匠位列、貴品の列。98式陸軍軍刀拵入り。