肥前国住藤原吉光作 平成元年七月吉日 (佐賀)

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ白気風の映り立つ。刃紋は互の目乱れ、丁字、尖り刃交じる。匂い深めに沸よくつく。沸足、葉よく働く。金筋、砂流しかかり、匂い口沈み心に冴える。表裏に棒樋の彫刻。本名は福田光雄。小山信光の門。入賞多数。元海軍受命刀匠。鮫皮研出鞘打刀拵入り。(890g)