出雲國住貞法作之(島根) 平成十五年九月日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ、淡く映り立つ。刃紋は互の目丁字乱れ、尖り刃交じる。匂い口フックラと小沸よくつく。匂い足、葉盛んに働き、金筋、砂流し頻りにかかる。匂い口明るく冴える。本名小林貞俊、小林大四郎の子。遠藤永光の門。黒呂塗鞘打刀拵入り。(1200g)