肥州住木村兼重造 (熊本)昭和ニニ十九年初春
本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵につき、地景よく入り、淡く沸映り立つ。刃紋は互の目丁子乱れ、尖り刃交じる。匂い深めによく沸つく。湯走り、飛び焼き、打除け、稲妻かかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり、匂い口明るく冴える。木村兼重。栗原彦三郎昭秀の門。赤松太朗三兄弟(兼嗣、兼照、兼裕)の父 黒呂塗鞘打刀拵入り。(1360g)
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本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵につき、地景よく入り、淡く沸映り立つ。刃紋は互の目丁子乱れ、尖り刃交じる。匂い深めによく沸つく。湯走り、飛び焼き、打除け、稲妻かかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり、匂い口明るく冴える。木村兼重。栗原彦三郎昭秀の門。赤松太朗三兄弟(兼嗣、兼照、兼裕)の父 黒呂塗鞘打刀拵入り。(1360g)