萬壽日州國正作(宮崎) 平成二十六年秋

本造り庵棟 うぶ茎 柾目肌、小板目交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く白気風の映り立つ。刃紋は広直刃浅く湾れて小互の目交じる。匂い口ややフックラと小沸よくつく。匂い足よく入り葉盛んに働く。金筋、砂流しかかり、匂い口明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。松葉一路。小林康広、安藤広清、河内国平の門。無鑑査。黒石目塗鞘打刀拵付き。三尺二寸九分の大太刀です。