中村住則親(高知) 平成六年五月吉日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ淡く乱映り立つ。刃紋は互の目に丁字、尖り心の刃交じる。匂い口締まり心に小沸よくつく。足、葉盛んに働き、金筋、砂流しかかり、明るく冴える。佐竹勝則。刈谷直治の門。表裏に棒樋の彫刻。黒呂塗鞘打刀拵入り。(935g)