杉田善昭造之(山口)キャロルとの結婚記念平成十一年二月日

平造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、地景よく入り乱れ映り鮮明に立つ。刃紋は互の目丁字逆がかり重花風に激しく乱れる。飛び焼、棟焼かかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流しかかり、匂い口明るく冴える。杉田昭二。川島忠善の門。素焼の名手。(刀剣杉田)