昭次作(新潟) 平成十ニニ年皐月日

平造り庵棟 うぶ茎 小板目肌見事に詰み、地沸微塵に厚くつく。細かな地景よく入り、淡く沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、尖り心の刃交じる。匂い口フックラと小沸よくつく。匂い足、葉よく働き、金筋、砂流しかかり、匂い口明るく見事に冴える。天田誠一。栗原昭秀、天田貞吉の門。(人間国宝)