防州國苑軒昭那造之 皇紀二千六百四年 (山口)

本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕れ淡く沸映り立つ。刃紋は互の目乱れ、尖り刃交じる。匂い口フックラと小沸つく。足、葉よく働き、金筋、砂流しかかり、明るく冴える。黒呂塗鞘打刀拵付き。(保存刀剣)