天保十三 因州住寿幸 寅仲秋 (武蔵)(東海道)

本造り庵棟 うぶ茎 板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く沸映り立つ。刃紋は互の目乱れ、丁字、尖り心の刃交じる。匂い口フックラと小沸よくつく。小足、葉働き、金筋、砂流しかかり、匂い口明るく冴える。浜部和十郎。見龍子と号す。眠龍子寿実の子。(内外、特別保存)