(大)二十七代 兼元 平成二二年二二月吉日

本造り庵棟 うぶ茎 小板目肌、杢交じりよく練れよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り淡く白気調の映り立つ。刃紋は尖り互の目、三本杉風に乱れる。匂い口フックラと小沸よくつく。小足、葉よく働き、金筋、砂流しかかり明るく冴える。表裏に二筋樋の彫刻。渡辺兼永の門人。号は孫六。元海軍受命刀匠。黒石目塗鞘大小拵付き。

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