宮城典真(宮城) 平成十二二年六月日

本造り庵棟 うぶ茎 柾目肌、杢交じりよく練れよく詰む。地沸厚くつき、地景よく入り沸映り立つ。刃紋は湾れに互の目、丁字交じる。匂い深くよく沸づく。飛び焼き、湯走りかかり、足、葉盛んに働く。金筋、砂流し頻りにかかり匂い口明るく冴える。表裏に棒樋の彫刻。宮入行平の門。黒塗鞘打刀拵入り。(1120g)